創業40年のあゆみ
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創業40周年に寄せて             9 創業40周年おめでとうございます。 三地区環境保全委員会は、東明興業㈱さんの近隣の自治会である南永井、北永井、西ヶ丘住宅の委員で構成されています。平成12年7月7日に「環境保全協定書」を締結しました。 平成11年頃に所沢市周辺で焼却炉から発生するダイオキシンが問題となりました。当時、大型焼却炉を稼働していた東明興業㈱さんが国の基準値以下で操業しているにも関わらず、自主的に焼却炉を停止してリサイクル事業に移行したいと話がありました。 聞くところによれば所在地である南永井自治会とは、昭和60年頃より交流があり、地元の「節分祭」や環境美化の日に参加されていたようです。 北永井と西ヶ丘住宅では、これまでまったく交流する機会はありませんでした。当時の条例では、新しく産廃の施設を造るには半径100m以内の自治会の3分の2以上の同意が必要となっていました。 西ヶ丘住宅は雑木林が1m50cm程掛っていたようです。それでも何回も公民館で説明会を開き、対話を繰り返しました。当時、東明興業㈱さんはISO14001を取得していました。まだ日本でも大手電気メーカー等しか取得しておらず、環境への意識の高さを感じました。 当時の記録によると、委員長より『企業が存続する限り、我々の環境を守る意味で何が必要なのかを考え、今よりも改善の方向に向かうものであれば共存共栄の観点から、自治会の協力も必要かと考える。協定書を締結する事は企業にとって「約束手形」を振り出す事に等しく、それによって約束を守る義務が生じ、逆に自治会は約束を守らせる権利を得たことになる。』と説明しました。それだけに、地元との信頼関係を大切にする企業としてお手本となり、業界のリーディングカンパニーになってもらいたいとの思いでした。 この年より、環境安全大会・東明祭りへの参加、西ヶ丘住宅の餅つき大会、そして3地区懇親ゴルフ等、交流が現在も続いています。 東明興業㈱を通してこの近隣3地区が顔見知りとなり、挨拶を交わすなど新たな交流のきっかけにも発展しています。 今後も東明興業㈱さんの益々のご発展を心より祈念して、祝辞とさせて頂きます。原 由秋原口 伸一清水 望宏鈴木 敏昭三地区環境保全委員会初代委員長初代副委員長初代副委員長顧 問

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