創業40年のあゆみ
18/62

創業40周年に寄せて              この度、創業40周年お迎えになり心よりお祝い申し上げます。 この様に業界内で最も優れた企業までに成長されましたこと、敬意を表する次第であります。また、40周年の発刊に当たり寄稿のご要請を賜り光栄に存じます  入社して知識もなく唯がむしゃらに営業活動している中で、東明興業様へ飛び込み訪問社員の方々から良くしていただき毎週訪問業界の事少しずつ学びながら和んでいましたが、福田会長とは話もできず姿を見ると逃げ帰っていたことが懐かしく思い出されます。 そんな私に一年位過ぎた頃、産業廃棄物を人の手選別から機械化で廃棄物を減量合理化 する為、ドーザショベルD50Sを昭和54年6月に第一号機として購入いただきました。その時は喜びと感激で飛び上がる思いでしたが、何よりも会長の笑顔と優しさに触れられた事それが私にとって一番の出来事でした。 その後毎年規模の拡大と共に、大型ブルトーザD75S ・D66Sや油圧ショベルの新車がドンドン導入、その都度現場で粉塵によるエンジンのオーバーヒートを無くす為ラジエターやカバーの改良を行い、稼働が止まらない為の工夫をお互いにアイデアを出し合って進めてきました。 平成元年にリサイクルプラントを建設されましたことによって、ライン化・機械化が増々進みブルトーザからタイヤショベルへ、油圧ショベルは少旋回式へと移行して油圧グラブを取付て”安全”重視の選別リサイクルへ進化されました。油圧ショベルのキャタは工場内のコンクリートを削らない様にゴムシューにしましたが長持ちせず、色々相談の結果平滑シューを取り付けたり、タイヤショベルはノーパンクタイヤ仕様ですが過酷な作業や振動により各部に亀裂が入り、東明興業様、コマツ市場開発部、弊社がチームを組み徹底的に調査、現場の意見を取り入れニーズに合わせた改良が進められた数々のご提案が基礎となり、現在のコマツ産廃処理仕様車が完成に至ったと言っても過言ではありません。 最も傑作は、金属リサイクルのため油圧ショベルに円盤状のマグネットを取付、その先端に廃棄物の山を掻き回すように3本の爪を溶接して繰り返し何度も工夫改良を重ね、効率化を図りより多くの成果を得られることが可能に成ったことです。 2009年コマツ機関誌「大地」に、伊勢社長の業界を引率する会社としての気概に満ちた言葉や会社としての取り組み、そして知恵をだし、汗をだしお互いに努力・協力してきた成果が掲載されました。 今日まで共に縁を大切に信頼し、尊敬して歩んでこれたことを弊社の誇りに思い感謝申し上げます。 結びに会長、社長をはじめ従業員皆様の増々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げるとともに今後更に50周年、70周年とご発展されますことをご祈念申し上げご挨拶と致します。 40周年 祝辞14牧田 一産栄車輌工業株式会社専務取締役

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です