創業40年のあゆみ
19/62

創業40周年に寄せて              創業40周年、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。 まさに、20世紀から21世紀にかけての産業廃棄物処理業界の発展に大きく貢献されました。また、ITに関するご理解も深く、私どもは関西の会社でありながらシステムのご採用をいただき、20年近くお世話になっております。深く敬意を表すと共に感謝申し上げます。 さて、最初の出会いは、1996年秋に大手メーカーの下請けとして開発に携わっておりました産廃処理業向けのパッケージソフトのデモンストレーションでした。初期のWindowsとネットワークで動く仕組みでしたが、東明興業様の独自仕様のカスタマイズを加えることを前提にご決断を頂き、翌年に本番稼働を致しました。当時は、オフコンや汎用機が主流で、ほとんどオーダーメイドの時代でした。東明興業様もオフコンで独自のシステムを構築されており、廃棄物伝票(現在のISO伝票)や処理実績も表現できる請求書があり、早い時期からシステムを手掛けておられたところに驚き、コンピュータもソフトも一挙に入れ替える早いご決断に二度驚いた記憶があります。 その後、弊社に大きな転機がありました。ご導入頂いた初期のWindowsの寿命が終わり、メーカーもパッケージ開発の継続を終了することとなり、急遽、弊社が直接保守を行うこととなりました。ソフトもこのままでは動作するコンピュータ自体が無くなる為、新たに弊社の製品として「環境維新」を開発し直すこととなりました。もちろん、東明興業様にご説明し、入れ替えのご提案と云うよりもお願いをしておりました。そして1999年システムの入れ替えをして頂きました。名前も特別に『東明維新』です。 更に、2001年、産廃業界にとって大きな出来事がありました。マニフェストや契約・帳簿・二次処分先(最終処分)までの追跡などが義務化され廃掃法が大きく変わり、適正処理をしている業者しか生き残れない時代が到来しました。 法改正によるシステム追加のお話を進めていく中で色々なアドバイスや東明興業様の廃棄物のプロとしてのお考えをお聞きし参考とさせていただきました。ある時は、工場でベルトコンベヤから出てくる処理後の廃棄物の山の姿がいつ来ても変わらないところから、工場の品物が一定の流れをしていることを改めて知り、マニフェストの一次・二次の自動紐付け(どの排出現場の廃棄物がいつ中間処理されどこの最終処分に埋められたかを紐付ける仕組み)を開発するヒントを頂いたこともあります。 『東明維新』は、東明興業様の追求されている廃棄物処理のあるべき姿と作業効率アップのための支援ソフトとして、ご要望を賜り、改良と追加を重ねてまいり現在に至っております。 今後、廃棄物を取り巻く環境もITを取り巻く環境も変わっていきます。同じ時代を生き、その変わり行く先を一緒に歩み、御社のお役に立たせて頂ければ幸いです。終わりに、貴社の益々のご隆盛とご繁栄を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。15株式会社ソフトウェアトータルサービス代表取締役三上 哲弘

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です