創業40年のあゆみ
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21ISO伝票車載ステーションシステム「デジタコ」により現場改善から経営改革を積極的に支援。デジタルタコグラフ導入ISO14001No.34156ISO14001ISO9001No.35120ISO9001No.37177OHS18001OHS18001重量清算ということは、当社の中間処理場における処理前及び処理後の保管時に雨に濡れてしまうと、重量が増え処分費が上がり、収集運搬の過程においても積載重量(㎥/㎏)がふえてしまい運搬効率が落ち運搬費が上がってしまいます。いかに廃棄物を濡らさないかが中間処理の事業活動における鍵になります。また、重量清算の廃棄物に係らず、現在の精選機械(フルイ・風力選別)による選別過程においても含水率は選別効率に大きく関与します。屋内にある中間処理施設は現在企業としての強みを持っていると言えます。さらに、平成15年から全天候型処理施設設置の準備が開始され、平成19年に完成しており今まで選別作業を野天で行っていた箇所にも屋根を設置し雨・雪の日も作業員は体を濡らすことなく作業ができるようになりました。 中間処理施設を設営して、従業員の作業環境は飛躍的に改善されました。社会保険や労働災害保険はもとより、有給休暇制度や福利厚生も手厚くなりました。 平成11年にISO14001、翌年にISO9001、平成15年にOHS18001をそれぞれ取得し、環境・品質・安全ともにTGMS(東明興業ジェネラルマネジメントシステム)を構築し、マニュアル化・製品・サービスの均一化に成功し、環境・安全のアセスメントによるリスク回避が可能になり、組織として大きく成長する事が出来ました。 当社が先導的に機械化した影響は大きく、業界全体がこぞって中間処理に向かいました。結果としてそこで働く従業員の作業・労働環境は改善され、社会に貢献する業界として一定の役割を果たしています。積替保管から中間処理への変革は重要な意義があったと言えるでしょう。 積替え保管の時代から、中間処理の時代に移り変わり、焼却炉の自主撤去、大手企業の【リサイクル事業】への参入と、平成元年(1989年)から平成12年(2000年)の間に様々な社会的・業界的変化があり、2000年の元請完成工事高70.5兆円から2012年の47.1兆円と右肩下がりの建設不況の中、安定した企業として存続するために多くの策を講じました。 当社の業務の始まりとなる、営業活動においては、それぞれの排出事業者のニーズ、各現場の規模や工事種別に合わせた容器・車両・分別提案を実施し、現場の工期・作業時間の制約やどんなに忙しくても、現場に迷惑が掛からないように対応ができることをお約束するために排出事業者の選別受注を開始しました。現場にお伺いするのは各排出事業者の特色を把握した、専属ドライバーです。選定された専属ドライバーが現場にお伺いする事により、更なる高品質なサービスが提供できるようになりました。また、現場担当者様ともコミュニケーションがとりやすくなり、円滑な作業ができていると好評を得ています。 運搬車両においては、排ガス規制対応車への全車入替(平成16年、2004年)やデジタルタコグラフ・ドライブレコーダー・バックモニター、全車両に搭載しました。GPS機能付きの携帯電話における車両の運行状況把握など環境・安全に配慮した機器を次々と搭載しています。 所沢工場においては、平成12年(2000年)から比重差選別安定期〈2001年~現在〉

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