創業40年のあゆみ
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23変な好評を得ており、平成23年に施工された、東京ソラマチから排出される建設廃棄物(副産物)で何kwhの発電ができたかを、当社のホームページ上で公表していました。 当時、東北地方太平洋沖地震(平成23年3月11日)の影響で、東日本では節電への取り組みが活発になっている中で、環境事業を行う当社としても、社会貢献をしたいという経営層のアイディアが発電量の公表でした。また、東京ソラマチの内装工事現場においては、数十社の内装業者が施工をしており、東京ソラマチ内の建設廃棄物を一手に委託された当社は、通常のやり方では、とても整理がつかないと判断し、運転手・工場作業員を選抜し、【常駐作業員】を設置し、袋分別で徹底した、分別排出の協力をさせていただきました。 発電量の公表から更に発展し、今度は自社で【創電】をしようと、群馬県藤岡市に2メガのメガソーラー発電所を2か所設置しました。2か所で約19,000坪の土地に、4,520,000kwh(一般世帯、1254世帯/年)を【創電】し、環境に優しいクリーンエネルギーを作り続けています。 環境社会・IT社会に適合するために電子マニフェストシステムの構築を平成16年から始め、平成21年(2009年)に当社独自の電子マニフェストシステム【T-JAC】の運用開始。大幅な電子マニフェスト作業時間の短縮が可能になり多数の排出事業者に利用していただいているサービスへと成長しています。現在1次・2次ともに電子マニフェスト化100%を推進し、目標達成を目指しています。また、搬入搬出実績表の情報公開を業界に先駆けて開始し、搬入数量と搬出数量を実数で公表しています。搬出数量においては、どこの仕様先(2次処理先)に、どの品目の廃棄物を、どれだけ搬出したかを実名・実数を毎月公表し、適性処理の担保としています。 これらの車両・施設・システムは時代の流れとともに成長してきましたが。それを駆使し排出事業者へサービスとして提供する従業員の育成にも力を入れています。業務を行う上で必須な資格はもちろん、更なる知識・見聞を広げるためのセミナー等への参加も積極的に行っています。企業の事業継続計画の一環として、建設廃棄物協同組合の企業説明会を活用し新卒者の雇用や、建設現場における更なる分別品目の多様化に対応すべく、既存の中間処理施設の廃棄物取扱い範囲の拡張、廃棄物処理施設の入替を進めています。 当社の建設廃棄物(副産物)処理事業に賛同していただき、ご助力を頂いてきた排出事業者様や取引業者様、協力業者様、三地区近隣住民の皆様に引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。所沢工場(2007年)ソラマチによる総累計発電量メーターT-JAC排出事業者収集運搬・処分業者環境省マニフェスト発行データ収集運搬・処分データ

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