創業40年のあゆみ
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56福田会長からのメッセージ 自分は、会社設立時、28歳で社是(誠意・規律・努力)を定めた。学が有れば、もっと違った表現(もっと難しい表現)で示せたかもしれない。が、この3つが備われば、全てに通じる。それに伴って、各々どうするのか、手段は違ってもまず『誠意』が大事だ。 『規律』は基準で有り、守らなければならない。守らなければ(企業)おかしくなる。規律に逆らうから、仕事もおのずからおかしくなる。何の規律が守られていないから、成果が上がらないのか、答えは他ならぬ、自分の胸中にある。上手くいかないのは、周りではなく、自分に原因が有る。規律とは、法的要求事項、会社規定、ルールであり、その縛りの中で何を『努力』するのかが肝心である。努力した者は必ず勝つ。社是は、ゆるぎない信念であり不変である。 その後、『玉汗不滅』を書き示した。人間は身体をはって仕事をするか、頭を使って仕事をするか、どちらかで有ると言う意味。知恵も汗も出せない人間は、必要のない人間である。 企業理念はその後、焼却炉を自主停止し、これから社会のニーズとして高まるであろう、サーマルリサイクル化(高炉原料化、セメントキルン燃料化等)の推進を、経営方針に定め、業界に先駆けた新たな事業展開を図った。当時、『惜しまず』と言う言葉が好きで、切っ掛けは、ある教育者が、児童への指導・育成に対する思いを『惜しまず』と言う言葉で表現された。その実直な姿勢に感化され、企業理念には『惜しまず』と『誠意』を結び、認めた。 さて、本年、2月4日に40周年を迎え、東明はこの先、何年存続する事が出来るのかと折に触れ想う。10年後の50周年は、元気で指揮を執る事は出来るかもしれない。でも、その先はどうなるのか?誰の指揮に従い、進んでいくのか?自分の父親は、自分が19歳の時、母親は28歳の時に他界したが、義理の父母は長生きしてくれた。連れ合いは、58歳の若さでこの世を去り、日々の生活は急変したが、嘆いてはいられない。経営者として、生き、生かせなくてはいけない。そう思い、ソーラー事業への取組みを開始し、10年いや20年先は見込めている。 外注の運転手も先を見ろ。5年後は変わる。車を入替えても、借金を残さず、先を見据えて仕事はしなければならない。経営者として責任があると思っているから考える。口が上手くないから、ごまかせない。口下手だから虚勢を張る。口のごまかしは効力がない。自分には『有言実行』しかない。ゴルフ場の運営も同じだ。ただ、我武者羅にやっても、良い結果になるとは限らない。身体も壊す。先を見て行動しろ。自分も、67歳になり、毎朝1時間ウォーキングしている。周りに迷惑を掛けたくないと思っている。だから、健康管理に対しても努力出来る。 今年は、創業40周年、管理職を始め、皆の努力と成長に期待している。平成27年1月5日代表取締役会長東明グル―プの人材へ

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